原因
ヒト乳頭腫ウイルス (ヒトパピローマウイルス) で伝染る疾患で、所謂「いぼ」です。
症状
体のどの部位にも生じますが、別けても,手や足に好発します。潜伏期間は3~6ヶ月とされ、皮膚の小さな傷などから侵入したウイルスが寄生すると、硬く隆起した病変を呈します。
とりわけ、爪の際や足の裏などに生じたものは治りにくいこともあり、治療に数年を要する場合もあります。
治療方法
- 液体窒素凍結療法~-196℃の液体低温源で患部を焼灼して感染組織の脱落を図る方法です。
一般には,綿球に液化窒素を含ませて患部に宛てる手法が採られますが、欧米では出力に優れ、且つ病変をピンポイントで治療できるため、効率が良く痛みも少ない機器(液体窒素噴霧スプレー)が普及しており、当院でも採用しています。 - 薏苡仁 (ヨクイニン) 内服~ハトムギの種から抽出した漢方薬を内服することでウイルスと闘う免疫を賦活化する治療方法です。
この他にも、英国の学会誌 “British Journal of Dermatology” に紹介されたある種のビタミン剤を塗布する外用療法や、一部の先端的治療を行う高次医療施設で試行しているレーザー療法、消毒薬を用いた接触免疫療法など、他にも幾つかの治療方法があり、優れた効果を示す場合もあります。
当院では、液体窒素凍結療法を行う際に、出力に優れ、且つ、病変をピンポイントで治療できるため痛みややけどなどの副反応の少ない液体窒素噴霧機を採用しております (本邦では採用している医療機関が1~2割とされますが、欧米ではほぼ100%普及している治療方法です)。
また、液体窒素凍結療法や薏苡仁内服などの従来型の方法のみならず、必要に応じて右に提示した新しい方途などを組み合わせて治療して参ります。
Under Construction
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